前回の続きです。
前回は土の配合と使っている土(赤玉土・鹿沼土)を
お伝えしましたが まだ説明しきれていない、残りの土の説明です。
前回のリンクです↓↓↓
目次
ゴールデン 粒状培養土
ゴールデン粒状培養土の中でも種類があります。
ゴールデン粒状培養土の中にも種類がありますが
その中でも 私は花・野菜用を使っています。
他にも観葉植物用やサボテン用やビオラ用などがあります。
サボテン用があるにも関わらず、
なぜ花・野菜用を使っているのかというと
粒状の培養土の割合が一番多く、培養土だけを使いたいからです。
ふるいにかけて この中の培養土だけを使っています。
ふるいから落ちた、細かいバーキュライトなどは サボテンや多肉の実生用で使っています。
ゴールデン培養土を使う理由
ゴールデン培養土は粒が崩れにくく 粒と粒の間に水や空気が流れやすい環境になり、根が張りやすくなります。
排水性が悪いと 常に湿った状態で 根の呼吸を妨げ、老廃物がたまり 根腐れの原因になります。
また 加熱処理しているので 雑菌・種子が混入していません。
清潔な状態なので安心して使用できます。
前回、説明した赤玉土・鹿沼土には植物への養分はないので
このゴールデン培養土と 最後に説明する、マグアンプからの養分を摂ることになります。
パーライト ⇒ 中性
次はパーライトです。
パーライトは 火山岩を高温処理し急激に蒸発させ作っています。その際、ガラス質が蒸発して気体になる為、多孔質の軽石になっています。
パーライトの中でも大きく分けて2種類あります。 黒曜石 系と 真珠岩 系です。
黒曜石 系は真珠岩 系に比べ 排水性に優れています。
真珠岩 系は黒曜石 系に比べ 保水性に優れています。
排水性 | 黒曜石 > 真珠岩 |
保水性 | 黒曜石 < 真珠岩 |
サボテン・多肉などの植物は排水性が左右されるので
排水性が高い黒曜石系のパーライトが使われることが多いですが
毎年、配合する用土が排水性が高過ぎるので 今年は実験的に 真珠岩系のパーライトを使用しています。
と、言っても真珠岩のパーライトも充分、排水性があります。
ゼオライト 【根腐れ防止剤】
根腐れ防止剤と表記されている事が多い、ゼオライトです。
天然のゼオライトと 人工ゼオライトがあります。
天然ゼオライトは火山の噴火の火山灰が海や湖の底に溜まり、水圧などにより 作られた鉱物であると云われています。
ゼオライトには目に見えないほど小さな穴が空いており、様々な良い効果があります。
- 水質浄化・浄化作用
- 脱臭
- 吸水
- 保肥性
肥料の養分を留めておく、保肥性は重要な役割を果たします。
根を出すための水耕栽培や 花瓶の花などに ゼオライトを入れると 水が浄化され 水が長持ちします。
あまり、ゼオライトを混ぜている人は少ないように思いますが
土の中を浄化するためにも使用する事をお勧めします。
マグアンプK 中粒【肥料】
配合土の肥料になる部分のマグアンプKです。
色々、肥料は試しましたが 結局、マグアンプKが安定しているように思います。
マグアンプKは小粒・中粒・大粒がありますが 私は使い勝手の良い、中粒を使っています。
サボテンや多肉は急激な肥料により、徒長の原因にもなります。
マグアンプKは 水に溶けやすい部分と 溶けにくい部分があり、
じっくりと溶けだすので 肥料のやり過ぎで悪い影響を与えません。
中粒は約1年間、大粒は約2年間、じっくりと溶け出し肥料となっていきます。
植替えの大変そうな大鉢の植物は大粒を使っています。
ちなみにマグアンプK(MAGAMPK)の名前の由来は
MAGAMPK ⇒ MAG(マグネシウム)、AM(アンモニウム)、P(フォスフェイト)、K(カリ) のようです。
ここで紹介していない土も色々あり、色んな配合を楽しんでみて下さい。
数年前は配合やPHなど 悩んだ時期もありましたが
赤土を基本用土にしておけば 多少、雑であっても元気に育ちます。
あまり考えすぎないように 土いじりを 楽しんで下さい。